セミナーの開催情報を掲載しています。
谷町こどもセンターでは、「専門家のための児童思春期心理療法セミナー」を2001年から行っています。
ご興味のある方は、セミナーご案内資料をご覧下さい。
参加ご希望の方は専用のお申込みフォームより必要事項を入力後、送信してください。
専門家=臨床心理士・精神科医・小児科医・教育または福祉で子どもに携わっている方、現在臨床を学ばれている大学院生。
谷町こどもセンター児童思春期心理療法セミナー事務局メールアドレス
2024年度 児童思春期心理療法オンラインセミナー
若葉の候、皆様におかれましては、ますますご清祥のことと存じます。今回もオンラインで児童思春期心理療法セミナーを開催し、心理臨床の基礎をテーマに考えていきたいと思います。
松木先生には、基調講演として、成人のクライエントとの出会い方についてご講義をお願いいたしました。どのように我々は面接場面で悩まれる人に出会い、そこで生じる事象の何に着目し、考えていくのか、あらためて心理療法の根幹的なことについて、初回面接の枠組みから考えていきたいと思います。
木部先生には、虐待について精神分析の観点から様々に論じていただきます。昨年のご講義でも、発達障害の問題なのか、虐待からくる問題なのかその判別の重要性に触れられていましたが、心身の発達に大きく影響を及ぼす虐待について学びを深めていきたいと思います。
いずれの講義も初心者の方にも中堅の方にも、それぞれ多くの学びが得られることと思います。
皆様の奮ってのご参加をお待ちしております。
≪プログラム≫ オンライン(Zoom Cloud Meetings)による開催
【時期・内容】
①2024年7月15日(月・祝)12:30~17:30
「初回面接での出会い方」
②2024年10月20日(日)12:30~17:30
「被虐待体験とこころの発達」
【講師】(日程順)
1回目:松木 邦裕先生 精神分析オフィス/京都大学名誉教授
(精神分析家、精神科医、臨床心理士、日本精神分析学会認定スーパーヴァイザー)
2回目:木部 則雄先生 こども・思春期メンタルクリニック/白百合女子大学大学院教授
(精神科医)
【受講料】
一般: 全2回 12,000円(1回のみ:8,000円)
院生: 全2回 8,000円(1回のみ:6,000円)
★詳細につきましては、下記の“セミナーのご案内”のボタンからダウンロードしてご参照下さい。お申込みは、下記の“お申込みフォーム”をご利用下さい。
過去のセミナーの内容
年 | テーマ(回数) |
---|---|
2001年 (平成13年) |
児童臨床の心理療法(3回) |
2002年 (平成14年) |
児童の心理療法Ⅱ~クライン派の立場から(3回) |
2003年 (平成15年) |
思春期の心理臨床(3回) |
2004年 (平成16年) |
児童の心理療法Ⅲ~ウィニコットの観点から(3回) |
2005年 (平成17年) |
心理臨床における家族(3回) |
2006年 (平成18年) |
発達障害の子どもの心理臨床(3回) |
2007年 (平成19年) |
被虐待児の心理臨床(3回) |
2008年 (平成20年) |
思春期の心理臨床(3回) |
2009年 (平成21年) |
現代社会と子どもたち(2回) |
2010年 (平成22年) |
こどもの精神分析的心理療法(2回) |
2011年 (平成23年) |
自閉症の心理臨床~精神分析的視点から(3回) |
2012年 (平成24年) |
対象喪失と心的外傷(トラウマ)の心理臨床(3回) |
2013年 (平成25年) |
抑うつの心理臨床(3回) |
2014年 (平成26年) |
こころとからだの心理臨床-その連結と分断(4回) |
2015年 (平成27年) |
自閉・愛着をめぐる心理臨床-精神分析的視点から(4回) |
2016年 (平成28年) |
“ナルシシズム”の現在―IT社会の青年と子どもの心理臨床―(4回) |
2017年 (平成29年) |
こころの回復力の心理臨床-精神分析からみるこころの成り立ちと自己治癒力(3回) |
2018年 (平成30年) |
破局の心理臨床と解離の心理臨床 |
2019年 (令和元年) |
谷町こどもセンター25周年記念セミナー |
2019年 (令和元年) |
新たなる思春期・青年期の心理臨床(3回) |
2020年 (令和2年) |
児童思春期心理療法オンラインセミナー(2回) |
2021年 (令和3年) |
児童思春期心理療法オンラインセミナーⅡ(2回) |
2022年 (令和4年) |
児童思春期心理療法オンラインセミナーⅢ(2回) |
2023年 (令和5年) |
児童思春期心理療法オンラインセミナーⅣ(2回) |
スーパーヴィジョン
我々、心理臨床家にとってスーパーヴィジョンは臨床心理学の知見や技法を習得し、実施するにあたって必要不可欠なものです。それはセラピーのみならず、心理検査においてもその所見の書き方、関係機関、またはクライエントさんご本人へのフィードバックもどのように行うか等は、書物のみでは学べないものであるのは明らかでしょう。
心理臨床は、セラピストの内省力と観察力、そして理論に基づいた方法論による営みだと我々は考えています。そしてそれらは、研修会やセミナー、理論学習のみでは培うことは不可能であり、スーバーヴィジョンや教育分析は必要なことと思います。
当センターでは、経験ある臨床心理士によるスーパーヴィジョン、教育分析を提供しています。セラピーについては、対話・相互交流を中心としたセラピー(児童の場合はプレイセラピー)のSVを行っており、対象領域はスクールカウンセラー、教育相談施設をはじめとした教育現場、小児科・精神科をはじめとした医療現場、児童養護施設を中心とした福祉現場と多岐にわたります。
心理検査では、WAIS、WISC、K式をはじめとした発達検査や、ロールシャッハ(片口法)、バウム、家族画を中心とする投映法、TEG、YG、SDS等の質問紙のSVに対応しております。
お申込みの際は、まずは電話にて、どのような内容のSVをご希望かお話ください。その内容に応じてヴァイザーを決定いたします。詳しくは一度お問い合わせください。
<スーパーヴィジョン料金>1回:7000円+税